SEN PRODUCT BLOG

千株式会社のプロダクト開発メンバーによるブログ

【UX検定】UX検定基礎で学んだ、「まずユーザーを知る」ことの大切さ

はじめまして。
もうすぐクリスマスですね🎄✨
最近、登山グッズを少しずつ集めることにハマっているえだまめです。
今回、 SEN Advent Calendar 2025の23日目の記事を担当します!

adventar.org

はじめに

簡単に自己紹介すると、 これまでエンジニアとして約3年働き、現在は実務経験5ヶ月ほどの新米UIUXデザイナーとして働いています。

そんな私が、2025/11/22にUX検定基礎を受験し、
限られた期間の中で試行錯誤しながら合格できたので、
今回はその振り返り体験記を書いていこうと思います。

正直に言うと、私は資格勉強がかなり苦手です。
暗記は続かないし、テキストを読むだけの勉強はすぐに挫折してしまいます。
それでも今回、ChatGPTを活用することで理解を重視した学習に切り替えた結果、 なんとかUX検定に合格することができました。




ただ、今回のUX検定で一番大きかったのは「合格したこと」よりも、
UXに向き合う姿勢そのものが変わったことでした。

課題を見るとすぐに解決策やUIを考えてしまっていた自分が、
「まずユーザーを知ること」から考えるようになりました。

この記事では、試験対策として取り組んだ勉強法だけでなく、
その過程で気づいたUXの考え方の変化についても書いていきます。

UX検定基礎とは

ユーザー体験(UX)に関する基礎知識を体系的に理解しているかを確認するための資格試験です。

正式には「UX検定基礎(HCD検®認定)」と呼ばれ、
UXや人間中心設計(HCD)の考え方を、 用語暗記だけでなく「理解して使えるか」という観点で問われます。

試験概要

  • 受験料:税込10,890円(2025/12/22確認段階ではこの金額)
  • 試験時間:100分
  • 問題数:100問
  • 実施方式:オンライン(自宅受験)
  • 学習推薦図書:4冊

※ 次の開催日程や学習推薦図書の詳細は、下記公式サイトをご確認ください。 www.uxia.or.jp

なぜUX検定基礎を受験しようと思ったのか

UX検定を受けようと思った一番の理由は、
UXの知識を体系的に学びたいと感じたからです。

実務の中で、
「ユーザー視点が大事」「UXを意識しよう」
といった言葉はよく耳にするものの、
自分の中ではそれらが点の知識としてバラバラに存在している感覚がありました。

実務経験がまだ浅いこともあり、「なんとなくUXっぽいことをしている」状態から、 考え方の軸を持ってデザインできるようになりたいと思い、 UX検定基礎を受験することにしました。

UXを理解するための勉強法に切り替えた話

UX検定基礎の学習推薦図書は4冊あります。
正直なところ、なかなかのボリュームです。

そのため、本来であれば、
余裕を持って計画的に勉強を進める必要がある試験だと思います。

しかし、私の場合はそうはいきませんでした。
参考書自体は早めに購入していた(約2ヶ月前)ものの、
実際に本を開いて勉強を始めたのは試験の約1ヶ月前になってからです。

さらに、試験2週間前の段階で読めていたのは
「人間中心設計入門」を7割、「ユーザビリティエンジニアリング」の本を5割ほど。
残りの2冊はノータッチでした🥺

「この状態で本当に間に合うのか?」という焦りから、
ここで勉強方法を完全に切り替えることにしました。

重視したのは、効率よく覚えることではなく、
UXの考え方を自分の中に落とし込めるかどうかでした。

本を順番に読んでインプットしていくやり方では試験日までに終わらないとほぼ諦め、 とにかく問題を解きながら、理解を深めていくアウトプット中心の勉強法に切り替えました。

具体的には、
問題を解く → 間違えた問題を起点に調べる、
という形で、参考書を辞書のように使う方法です。

この時点では、まだシラバスの存在を知らなかったため、
ネットに転がっている問題集を使って、
とにかくアウトプット中心で進めることを意識していました。

ここからは、実際にどんな形でアウトプット中心の学習を進めたのかを具体的に紹介します。

アウトプット中心の勉強法とChatGPTの活用

ふとした1on1のタイミングで、先輩デザイナーから
公式が公開しているシラバスの存在を教えてもらいました。
(1週間前に知ったので、もっと早く知りたかった……と心底思いましたが、出題範囲を確認していなかった自分が完全に悪いです)

シラバス(PDF)には重要な用語が一覧でまとまっており、 これらの単語を自分の言葉で説明できれば問題ない、という内容です。

そこで、このPDFをChatGPTに読み込ませ、
自分が用語をきちんと理解できているかを確認するために、
一問一答形式の問題を作ってもらいました。

あとはひたすら、

  • 問題を解く
  • 間違えた単語を索引で引く
  • 該当箇所を軽く読む

というアウトプット中心の学習を繰り返しました。

最初から本を通して読むのではなく、 「分からなかったところだけ戻る」形にしたことで、 自分にはこの方法が一番合っていたと感じています。

このやり方を通して、 UXの用語や手法が「覚えるもの」ではなく、 ユーザーを理解するための考え方なのだと少しずつ実感するようになりました。

試験当日の流れと時間配分

事前に体験談を調べた際、
「時間がギリギリだった」「見直しまで手が回らなかった」
といった声を多く見かけていました。

そのため試験中は、
一問一問を完璧に解こうとしないことを強く意識しました。

UX検定には、
問題にフラグ(🚩)を立てて後から見返せる機能があります。

文章を読んで

  • すぐに答えが思い浮かばなかった問題
  • 少し迷った問題

については、深追いせずすぐにフラグを立てて次へ進むようにしました。

目安としては、
1問に1分以上かかりそうだと感じたら一旦飛ばす、
というルールで進めていました。

結果として、
40分ほどですべての問題を解き終えることができ、
残りの1時間をフラグを立てた問題の見直しに充てることができました。

時間的にも精神的にも余裕があり、落ち着いて問題を解くことができました💮

UX検定を受けて得られたもの

デザイン思考には、
「共感」「問題定義」「アイディア創出」「プロトタイピング」「検証」という
5つのステップがあります。

UX検定の勉強で、
人間中心設計やデザイン思考のプロセスを整理して学んだことで、
まず「共感」から入らずに進めてしまうと、
後の工程がズレてしまう可能性が高いと意識するようになりました。

これまでは、 課題を見つけるとすぐに
「どう解決するか」「どう作るか」に意識が向いてしまいがちでした。

しかし、
ユーザーがどんな状況で、何を感じ、なぜその行動を取っているのか。
その背景を理解しないまま進めてしまうと、
見た目は整っていても、本質的な課題を外してしまう可能性があることを学びました。

また、ユーザビリティテストの重要性や、
ユーザーの行動を観察すること自体が価値のある情報になるという点も、
印象に残っています。

「ユーザーが何と言っているか」だけでなく、
「実際にどう使っているか」「どこで迷っているか」を見ることで、
はじめて気づける課題があると感じるようになりました。

UX検定を通して、
作る前に考えること、作ったあとに確かめることの両方が、
UXを良くするためには欠かせないと感じるようになりました。

こうした考え方の変化を通して、
今後の実務では「まずユーザーを知ること」に、
より意識的に時間を使っていきたいと感じるようになりました。

いきなりUIを考えたり、画面を作り始めるのではなく、
ユーザーがどんな状況で使うのか、
どんな行動や迷いがありそうかを想像すること。

そして、作ったものに対しては、
「本当に使いやすいか」「想定通りに使われているか」を、
ユーザビリティテストや観察を通して確かめていきたいと考えています。

UX検定を通して、
デザインは“作って終わり”ではなく、
確かめて改善するところまで含めてUXなのだと、
考えるようになりました。

資格としてのUX検定というよりも、こうした考え方の軸を持てたことが、
個人的には一番の収穫だったと感じています。

これからUX検定を受ける人へ

もし今、
「資格勉強が苦手だから不安」
「実務経験が浅い状態で受けても意味があるのかな」
と感じているなら、受験前の自分と同じ気持ちだと思います。

私自身、参考書を買ったもののなかなか手が進まず、
途中で勉強方法を大きく切り替えました。
それでも、理解を重視しながら取り組むことで、
なんとか最後までやり切ることができました。

UX検定基礎は、
知識を完璧に覚えているかを問う試験というよりも、
UXをどう考えるか、その前提を理解しているかを確認する試験だと感じています。

無理に完璧を目指さず、分からないところをその都度調べながら進めるだけでも、十分意味のある学びになると思います。

この記事が、UX検定を受けるか迷っている方の
一つの参考になれば嬉しいです🤍

おわりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙌✨
社内のデザイナーのぽんちゃんも今回同じくUX検定基礎にチャレンジし、 UX検定についての学びをスライドにまとめています。
よければ、こちらもぜひチェックしてみてください!

speakerdeck.com
明日のSEN Advent Calendar 2025は、daitasuさんの記事です。
ぜひそちらもチェックしてみてください!😉✨