SEN PRODUCT BLOG

千株式会社のエンジニアによるブログ

【プロダクト成長を支えるQA】LTイベントで登壇してきました!

みなさん、こんにちは!QAの村谷と申します。

今回は2月25日に「【QAエンジニア特集】プロダクト成長を支えるQA 品質保証の取り組みと課題」で登壇した内容について書きたいと思います。

 

https://findy.connpass.com/event/344931/

speakerdeck.com

 

今回は当時を振り返って、主にどのような考えで資料内の構成や内容を考えたのかにフォーカスを当てたいと思います。

サービス全体像

 

まずは千が持っているサービス・プロダクトが「多い」ため、その全貌を知ってもらうところからと考えました。

その際もプロダクトやサービスと利用者の関係性を図を使用して感覚的に知ってもらい、その上にQAの活動範囲を重ねていけば、過去と現在のスコープの違い(成長)も分かりやすくなると思いました。(図は現在のスコープ)

プロダクト紹介(はいチーズ!フォト)

プロダクトは沢山ありますが時間が限られていることもあり、今まで千を支えてきた大黒柱のようなサービスをと思い、フォトの説明をしようと考えました。

フォトの説明に使用した資料には、フォトが今まで長くサービス提供してきたこともあり、その大きさや多さを示しやすい「数字」が複数ありますので、その側面を伝えられたらいいと思っていました。

開発組織とQA

ものづくり部も大きな組織のため、開発組織の規模感とその中のQAの比較ができるようにしたいと思いました。
やはり組織がパッと見て分かるような図を用意し、またそれと合わせてもの部の特徴とQAチームの特徴を載せるとイメージをしてもらいやすいかなと考えていました。

 

もの部の特徴には、なぜ組織が大きいのか(大きくなったのか)を示すための特徴(ビジネスの形態として複数ドメインにおけるサプライチェーンを形成)を載せ、
QAの特徴には、少ない人員で複数プロダクトに対しどのような動きを取っているのかとその理由をできるだけ端的に表現しようと心掛けました。

千における品質保証の取り組みについて

まずチームのこれまでを軽く振り返ったあとからは、品質保証におけるポイントを可能な限り絞りました。
かといって狭く特化しすぎて意図を外れることのないようにポイントができるだけ伝わるように盛り込みました。

なおここでは、次章のQAの取り組みよりも比較的広い視点を意識して、社内の他セクションでも行う意識ポイントは何があるか?を見聞きしたものを踏まえて書くようにしました。

またこの章以降からは、時間の制約から全てを話すことが難しいため、スピーチの際はできるだけ伝えたい2つ程度をピックアップするように心がけました(それでも結果的にオーバーしたのですが...)

品質に対してのQAの取り組み(テストアプローチ、自動化の取り組み)

テストアプローチ、自動化の取り組みについて、挙げたものはこちらも5つ。
千QAの実態とそれに対する意識や行動が分かるようにイメージして書くようにしました。
チームとしてはまだまだやることが沢山あるという途上段階をお伝えすることと、その中で何を行っているのかを工夫を踏まえて、いくつか挙げられればということで記載をしました。

品質に対してのQAの取り組み(開発プロセスとの関わり方)

こちらでは、書いてみてわかったのですが、千のQAに特徴的な試みが沢山あったというわけではなく、どの組織のQAでも大事にしているであろう意識や行動が多くを占めたという印象でした。
1点、最後の「手戻り」という用語はユニークなものだと考えていたため、スピーチの中でも紹介したいと思っていました。
視聴者の方からは、この用語に対して所謂バグへのポジティブな捉え方というような感想を目にしました。

QAエンジニアの業務内容

QAの業務内容については、一般的な活動内容はそれほど変わりが無いと考えたため、ここでは敢えて列挙することはせずに、チームで取り組み始めたことをピックアップして紹介という形にしました。

3点ほど挙げていたのですがこちらはこれから成果を出していくトライ中の事柄を記載しました。

直面する課題と今後の展望

最後は課題と展望について挙げ、締める形としました。
まず課題はやはり広範なドメイン知識の獲得が必須で、これの程度によって業務をどの程度俯瞰で見れるのかに直結すると言っても過言ではないため、最も重要で難易度の高い課題であると感じていましたので最初に挙げました。

もう一つはQAや技術部門ではホットなものにフォーカスを当てようと思っていたため、必然的に自動テストのことを取り上げました。

また展望ではこれも今後間違いなく中心的な役割を担うと考えられるAI開発などの件を取り上げたかったため、敢えての伸びしろというか自分たちの挑戦として最後に記載しました。

終わりに

FindyさんのFindy Job LTでは、QA/品質保証の登壇イベントを連続で開催して頂いているのと、ちょうど12時から13時の1時間で開催されるため、お仕事の合間に視聴が可能ということで多くの方々に見て頂けたと聞きまして非常に嬉しかったです。

今回のLTや私の登壇資料や本記事などが、皆様のQA活動に貢献できたら幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!