はじめに
こんにちは、犬(mi)です。
普段はエンジニアとして仕事をしているのですが、今回はアドベントカレンダー🎄✨️ という機会なので、少しエモーショナルな話をさせていただきます。
近況報告
私事ですが、2024年9月に千株式会社に入社しました。
入社理由はいくつかありますが、最も大きかったのは「子どもに関わるサービス開発がしたい」という思いからです。
千株式会社は「保育業界の課題をITで解決し、子どものこころと身体を強く育む」という事業概要を掲げています。そして、保育団体や保護者の負担をITで改善し、子どもたちの心と身体の両面へアプローチする保育支援事業を複数展開しています。
千株式会社についての詳しい説明は以下の資料が参考になりますので、興味のある方は覗いてみてください。
はじめての保育園
息子が初めて保育園に通い始めた時、子どもを取り巻く環境にはテクノロジーで解決できる課題がたくさんあることに気づきました。
特に感じたのは、「紙ベースでの登園表の提出」の手間でした。
最初は何も疑問を感じずに事務的に提出していましたが、次第に「なぜこんなにもアナログな作業を繰り返さなければならないのか?」と疑問を抱くようになりました。紙を提出した後、保育士さんがPCにデータを入力して管理していることを考えると、「これを解決するのがエンジニアとしての自分の役割では?」と考えるようになりました。
それ以来、デザイナー / エンジニアである私は、自身の技術を活かして、子どもに関わる人たちの未来を少しでも良くしたいと考えるようになり、出来ることを模索し続けています。
息子との日々
息子の成長とともに、彼の個性や特性について深く知っていく中で、彼は自閉スペクトラム(ASD)という発達障害の疑いがあると医師より診断されました。それは決して嬉しい知らせではありませんでした。
息子の診断結果を聞いた時、私は大きなショックを受けました。息子は、周りの子と同じように学校に行けるのだろうか?友達と楽しく遊ぶことができるのだろうか?そんな漠然とした不安が、私の心を騒がせました。 同時に、親として息子が少しでも幸せに暮らせるように、何か力になりたいと強く思うようになりました。
息子は、一見普通の子どもと変わらないように見えますが、稀に周りの人とコミュニケーションがとれなかったり、新しい環境に戸惑ったりすることがあります。 そんな息子を見て、「なぜ、彼はこんなに生きづらい思いをしなければならないのだろう」と何度も自問自答しました。 でもそれは、息子だけの問題ではありません。 世の中には様々な個性を持った人々がいて、誰もが時には生きづらさを感じることがあるはずです。
「本人は何も悪くない、周りの人と少し考え方が違うだけ。」「もう少し世の中が人それぞれの個性を尊重して向き合う事ができれば、社会はもっと生きやすくなる」 その思いが強くなり、私はITを使って、そんな人たちをサポートできる仕事がしたいと心に決めました。
保育業界におけるデジタル化(保育DX)に取り組むことで、子どもを取り巻くさまざまな課題をテクノロジーで解決できると信じています。 自分自身の役割として、保育現場や子どもに関わる人々の負担を軽減し、より効率的でアクセシブルな支援を提供できる優しいサービスを作っていきたいと思っています。テクノロジーはただの便利さを提供するものではなく、誰もが平等に情報を得られる社会を実現するための手段だと思っているから・・・
感謝の気持ち
息子を支えてくれる全ての人たちに、心から感謝しています。
特に、息子のことをいつも笑顔で迎えてくれる保育士さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。先生たちは、息子だけでなく、他の子どもたち一人ひとりの個性や成長をしっかりと見守り、寄り添ってくれています。
夫や保育士さんたちの温かいサポートのおかげで、私は毎日楽しく仕事をし、笑顔で過ごせています。これからも、息子と共に成長し続け、ITを通じてより多くの子どもたちが笑顔で過ごせる社会を作りたいと心から思っています。
「みんな、笑顔になぁれ。」
やっていこう! 🎄✨️
息子についての補足
自閉スペクトラム(ASD)について触れたことで、「可哀想」「障害を持つ子ども、そして親」という印象を与えてしまったかもしれません。もしそのように感じられた方がいらっしゃったら、お詫び申し上げます。
しかし、息子は4歳の頃から算数が得意で、5歳の現在では日本の全都道府県と世界の主要な国名・国旗をほぼ暗記しています。確かに、コミュニケーションが少し苦手な部分もありますが、それを補って余りあるほどの才能や能力を持っています。
また、息子と同じように、自閉スペクトラムを持ちながらも多大な活躍をしている著名人もたくさんいます。息子がどんな未来を作り上げていくのか、私はとても楽しみです。
どんな人も自分らしく、前向きに生きられる社会がもっと広がりますように!!!